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「ユース水フォーラムアジア」日本代表として麻生才楽さんが参加

Nov 16, 2023

日本・韓国・インドネシアの高校生が水に関する取組を発表する「ユース水フォーラムアジア」が11月11日(土)熊本県で開催され、9年生の麻生才楽さんが日本代表、本校代表として参加しました。日本からは、本校と新宮高校の代表者、韓国からは4名の高校生が、インドネシアからは2名の高校生代表者が登壇し、お互いの学校での取り組みや地域の問題だけでなく、自国の水問題に関する内容を発表しました。

昨年、アジア太平洋水サミット、及び国連水会議2023のユースセッションに参加した卒業生都築マリ彩さんからバトンを引き継ぎ、本校での取り組みや水問題に関する課題を同世代の仲間と話し合う機会を得た才楽さんは、本校の取組を堂々と伝えることができました。

午前中のプログラムは、自国の水問題に関するワーキングセッション、午後のプログラムでは活動内容やパネルディスカッションで意見交換を行いました。

才楽さんに今回学んだことを4つ聞いてみました。

1. ユース水フォーラムアジアで学んだこと

フォーラムに参加したことで、自分達と同じように水問題に関心を持ち研究したり活動している国内や海外の高校生と交流できたことが嬉しかったです。パネルディスカッションでは、世界の水問題や未来に向けての私達若い世代への期待など、貴重な話を聞いたり、意見交換をすることができました。今回のフォーラムで学んだことはたくさんありますが一番印象に残っていることは、これから私達が水問題の解決に向けて取り組んでいく時、自分達だけで考えたり行動するだけではなく、世界に向けて発信していくことが大事だということです。そして、賛同してくれる大人達や企業や良いメンターを見つけ、協力やサポートしてもらうことがとても大切だと感じました。

2. 他国の参加生徒との交流について

今回のフォーラムには日本、韓国、インドネシアの高校生が参加しました。 韓国からは4名の男子高校生が参加していましたが、プレゼンやディスカッションがとても上手で良い刺激になりました。 雑談やグループセッションの時など、彼らは一方的に話すのではなくみんなの話を興味を持って聞いていたり、相手が話しやすいように会話をしていて、すごいなと感じました。

韓国の学生のプレゼンに、私が取り組んでいるプロジェクトのテーマに関する研究もあったのですが、私とは違うサイエンスの視点から問題解決に取り組んでいて、とても参考になりました。 今後も機会があれば、意見を交換したり足りない面を補い合ったりして交流を続けられるといいなと思っています。

残念ながらインドネシアの学生は直前で来日ができなくなりビデオでの参加になりましたが、とても素晴らしいプレゼン内容とスピーチでした。

3. 印象に残っていること

午前のセッションでのアイスブレイクが、一番印象に残りました。 アイスブレイクは、初対面の人同士が打ち解けて仲良くなるための時間です。韓国の生徒が話しかけてくれたことをきっかけに、みんなといろいろな会話ができました。 全ての生徒が自分の意思を強く持っており、お互いの意見を真剣に聞き、私のプロジェクトなどについての話も熱心に聞いてくれました。自分のプロジェクトに対してたくさんの質問やアドバイスをいただけたのがとても嬉しかったです。

4. ユース水フォーラムアジアで学んだことを今後どのように活かしていきたいか

日本の高校生が主に文化的な視点から問題解決に向けて取り組んでいるのに対し、韓国の高校生はサイエンスの視点から取り組んでいました。そのため韓国の生徒のプレゼンには科学的データが多く、とても説得力がありました。
私達が現在取り組んでいるプロジェクトのオーガニックファーミングに関連する研究もあり、オーガニックファームの土壌研究やデータ化の必要性など、今までの私達に足りなかった視点に気づくことができました。世界の水問題という大きく様々な課題解決のためには、1人で考えるだけでなく、より多くの人々に関心を持ってもらうために発信することや人々との交流がとても重要だと感じました。

今後はフォーラムで学んだことを自分達のプロジェクトに活かすのはもちろんですが、周りの人々や世界に向けて発信していきたいと思います。

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