先生について

専門性の高い講師陣が、一方通行ではない、生徒の主体性を重んじる教育を行います。
多国籍な先生と接する時間は、多様性を理解し尊重する心も育みます。

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デジレロイ・バルテレミ
Desilets-Roy Barthelemy
生物
学位
Master of Neurobiology(神経生物学)

間違うことを恐れずに質問することの
大切さを伝えたい

日本の学生は自発的に質問をすることが苦手な傾向がありますが、それは、間違うことへの不安や恥ずかしさが先行してしまうからだと思います。しかし本来、知らない・わからないから質問するのであって、間違うのは当たり前。間違うことは恥ずかしいことではなく、むしろ大事なことです。自分が何をわかり、何をわかっていないのか把握でき、疑問が解消されてひとつ理解が進む。間違いから学ぶことは多いのです。
質問とはコミュニケーションであり、積極的に質問を重ねることで、自ら前に進める自信が付き、自分のことを説明できるようになる機会。トライしながら強くなって、将来必要な力を培ってほしいと思います。

社会や自分の将来と関連付け、楽しみながら知識を深めてほしい

今勉強していることが、社会においてどのように関連するのかを知ることで、学びが自分のものとなり、視野が広がると思います。例えば、生物の授業が一見関連がなさそうな世界のニュースとどのように関連するのかを考えさせます。そうすると、点でしかなかった知識が線になり、今まで見えていなかった物事が見えてくる。幅広い視野で物事を見る力が養われることは、自分の将来を考える時にも有効です。そして、生物を学ぶと将来どういう選択肢が考えられるのかということも伝えています。研究だけではなく、園芸や海に関わる仕事でも生物は役立つということを生徒たちはあまり知りません。授業を通じて様々なアイディアを与えることは教師の役割。学びの楽しさや将来進む道と出あうきっかけを作れればと思います。

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カレン・ハンター
Karen Hunter
英語

英語で客観性を持って考え、情報を読み解く力を育みます

世の中には多様な考え方や価値観があり、物事の正解は一つではありません。世界で活躍する人材に成長するためには、多様性を受け入れ、感情や主観に流されず、自分の意見に客観性を持ちながら思考できるスキルを身に付けることが重要だと考えています。
そのためにも、授業では生徒が興味を持てるトピックスを投げかけ、積極的に様々なことを知りたいという欲求を刺激するようにしています。例えば、IBプログラムでは、自分でテーマを決めて調べ、考えを論文にまとめますが、それは高校生にとっては難しいことだと思います。課題をクリアしていくためには、物事を覚えるだけではなく「考えるスキル」が必要になります。最初は難しくても、徐々に出来るようになっていきますし、考えることに慣れていきます。様々な情報を自分の力で読み解き、それについて考えて行動できれば、活躍の幅が広がると信じています。

未来のリーダーに必要なコミュニケーション能力を高めたい

英語は教科の一つであるだけではなく、世界において効果的に機能するツールでもあるので、本校では英語を自由自在に使いこなせることを目標としています。そして、本当に重要なのは、その英語を使ってどのようなコミュニケーションを取るのかということ。自分のビジョンを説明して、他の人へ刺激を与え、そして協力を得ることで、物事を成し遂げることができます。世界中の成功したリーダーたちには、そういった能力が備わっており、有効に活用することができるのです。
そして、コミュニケーションに欠かせないことの一つに、自ら学ぶ力を持つことがあります。強制的に学ぶのではなく、好奇心を持って自主的に学ぶ姿勢を持つことで、知識を得ることが簡単になり、人と知識を共有することに役立つと信じています。そのためにも、生徒の好奇心を刺激できる授業を大切にしています。
本校の生徒たちにも、未来のリーダーとしてコミュニケーション能力を高めていって欲しいです。

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下川 智子
Tomoko Shimokawa
音楽

真にボーダーレスな環境の中、生徒の未来を応援したい

本校の魅力は、多国籍の先生方がいることで、外見や考え方は各自違っていて当然で「それぞれでいい」という価値観が浸透し、真にボーダーレスな環境にあることだと思います。自ずと教員も常に新しいことを取り入れるチャレンジをし、結果として生徒に多くの学びのチャンスが与えられていると感じます。
私は音楽の授業を通して知識や楽しさを教えるだけではなく、「大人になることも楽しいんだよ」ということも伝えたい。多様性のある本校で伸び伸びと学び、未来を楽しみにしてほしいと願っています。

CASコーディネーターとして、活動の実現に向け全力でサポートします

担当教科の音楽以外に、IBプログラムのCASコーディネーターをしています。CASとは「①Service、②Creativity、③Activity」の略で、3つの活動を網羅するトピックを生徒自身で決めて継続的に活動するものです。この時に担当として重要なのは、生徒自身がやりたいことを見つけ、自主性を持って活動できるようにサポートすることです。それには、生徒の考えを受け止め、問いを投げかけながら伴走することが大切だと思っています。生徒が考えたトピックがたとえハードルの高い内容だったとしても、どうすれば実現できるのか全力でサポートします。そして活動を成功させ生徒の自信に繋げてあげられることが、私たち教師の役割だと思っています。

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アレクザンダー・ベイリー
Alexander Bailey
歴史

様々なツールを使い、探究心と好奇心を刺激したい

様々な視点から物事を探究できるような授業を日々心がけています。歴史を学ぶ時には、一つの側面から物事を捉えるのではなく、多様な視点がとても重要です。例えば、歴史的な戦争も、どこの視点から見るのかによって大きな違いがあると言えます。だからこそ、いつ何が起きたのかという単純な暗記の学びではなく、多様な視点を持って探究することが大切だと思います。
生徒の探究心や好奇心を刺激して学びを深めるために、授業では教科書以外にも、映像、インターネット、読み物など様々なツールを使い、生徒自身が決めたトピック調べてまとめ、プレゼンをする時間も多く設けています。

多様性を身に付けた「その先」に繋がるサポートをしたい

本校には多国籍の教員がいることもあり、日本以外の国や地域に目を向ける機会が多い。つまり、自然と多様性への理解が身に付く環境にあります。日本文化を学ぶプログラムや海外留学など、多様な経験ができる機会に恵まれ、視野を広げるチャンスも豊富です。そのチャンスを自分のものにするためには、様々な情報を読み解く力、いい意味での懐疑心が必要であり、探究心と好奇心を持って自身のスキルを高めることが求められます。そのような力や気持ちが生徒の内側から自然と生まれてくるよう、全力でサポートして行きたいと思っています。

中高学部

High School

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