Develop students’ identities,
give them self-confidence,
and send them out into the world.
急速にグローバル化が進む現代においては、経済、環境あるいは感染症など、一国ではとても解決できない地球規模の問題が多く、全世界が協力し、解決していくことが必要となっています。
世界的な舞台で活躍できる「英語が自由に使える国際人」の育成が、今の日本において一層求められており、子ども達が将来、広い視野を持って社会で活躍するためには、英語の修得は必須と考えます。
また、各国のアイデンティティが共存している中で、世界共通の課題を解決していこうとするグローバル社会においては、自国のアイデンティティを確かにもっていることが必要とされます。世界の舞台に出ると各人は、自国の代表としての意見を発する立場に置かれる機会が多く、「日本ではどうですか?」「日本人としてどう思いますか?」と、日本人としての視点や論拠を求められるようになります。そのため、本校では『和魂英才』という教育方針のもと、英語教育に力を入れると共に、カリキュラムの中で日本の文化や価値観について学ぶ機会を設けています。
日英のバイリンガル教育を通じ、多様性を理解・尊重することを学び、それと同時に自国のアイデンティティへの造詣を深めるというプロセスは得がたい経験であり、世界へと羽ばたく際に大きな自信につながると考えております。
「個性を伸ばし、自信を付けて、世界に送り出す」。
それがリンデンホールスクールの夢であり、使命です。
明治維新の時代、新政府には『和魂洋才』という思想がありました。それは、欧米先進国との関わりを持つ上で、日本伝統の精神を大切にしつつ、西洋からの学問・技術などを積極的に取り込み、両者の調和的発展を願うものでした。しかも、この言葉には先駆的なルーツがあり、それは約1000年前、学問の神様・菅原道真公の提言である『和魂漢才』という思想です。和の心を大切にしつつ、中国大陸の学問を活用し、総合的な判断力を養うという、示唆に富んだ言葉です。このように、日本の精神を持ちつつ海外の文化を取り入れるグローバリズムの意識は古来より営々として受け継がれて来ました。本校が掲げる『和魂英才』は、これらを継承し、発展させるものです。「英語をツールとして使いこなしながら、日本の良さを世界に発信できる国際人を育みたい」という想いが込められています。
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