2022.2.8
10年生の石橋 怜輝さんは、現在、「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト (QFC-SP)」という、九州大学主催の高校生対象の教育プロジェクトに参加しており、大学の研究室の設備等を実際に使用させてもらいながら、自身の研究活動に励んでいます。
彼は、プロジェクトに関するインタビューについて、以下のように答えてくれました。
● 「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト (QFC-SP)」に参加した理由は何ですか?
「最先端の科学の研究を研究者から直接学べる、そして研究に参加できる、という他ではできない体験をしてみたいと思い参加しました。また、将来科学者を目指している自分にとってとても有意義な経験になると思ったのも参加を希望した理由の一つです。」
● プロジェクトに参加するためのプロセスについて、教えてください。
「このプロジェクトは、大きく 幅広い分野の基礎的な知識・技能を身に着ける「QFCプライマリー」と研究室に配属される「QFCリサーチ」に分かれています。プライマリー生は受講生選抜審査(筆記試験+面接審査)を受けて、参加することになりました。今年度は九州・山口の287名の高校生が受験し、69名が合格しました。」
「さらにプライマリー生を修了した受講生でさらに研究を行いたい受講生は、選抜審査(書類審査+面接審査)を受けて、リサーチ生となりました。今年度は修了したプライマリー生のうち48人が応募し、29名が合格しました。今年度のQFCプライマリーは2021年6月に始まり、リサーチは9月から本格的に始まりました。」
● プロジェクトの内容について、教えてください。
「プライマリーでは座学による基礎的な知識・技能を学びます。今年は新型コロナの影響でライブかオンデマンド配信での講義でした。また各講義の後にはレポートがありました。私が参加した今年の「エネルギーと情報コース」では、約3か月間に11の講義がありました。リサーチでは実際に大学の研究室の設備を使って、研究活動をします。活動頻度はおおよそ 月1~2回のところが多いようですが、私は3日連続で研究したこともありました。」
● 参加前と参加後の心境の変化や感想などを、教えてください。
「プライマリーに参加する前はパンフレットで各講義のタイトルを見ただけだったので、正直どのようなことを学べるのかはよく分かっていませんでしたし、課題なども不安がありました。また自分は全く興味がないと思っていた講義もありました。」
「ただ、実際参加してみると、各先生方が非常にわかりやすく説明してくださり、想像していたよりもずっと面白かったです。特に興味がないと思っていたテーマが、思ってもいなかったところで別のテーマにつながったりと、たくさんの気づきと発見があったと思います。リサーチは 自分は研究が本当に好きなんだとだと自覚させてくれました。今も研究や発表の準備などで忙しいですが、実際楽しくて仕方ありません!」
と、一つ一つの質問に丁寧に答えてくれた石橋 怜輝さん。
彼が、”世界に羽ばたき、未来を創成する科学者に”なる日も、もうすぐそこに来ているかもしれませんね。
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