英語イマージョン教育により国語と道徳以外のほぼ全ての授業を英語で学ぶことで、英語を自由に使いこなせる力を6年間で身に付けることができます。
また、現代社会に必要な教育プログラムとして開校当時から「ICT」や「環境」の授業を設けています。
小学部の授業の大きな特徴は、児童が好奇心を持って学びを深めていけることを大切にしていることです。
そのために各先生は、児童が学ぶことの楽しさを感じ「自分から知りたい」という気持ちが芽生えるよう、コミュニケーションやアプローチ方法にこだわり、創意工夫をしています。
リンデンホールスクールは、文部科学省のカリキュラムに沿った学習指導を行う一条校※であり、「英語イマ―ジョン教育」及び「環境科」をカリキュラムの中に設置している学校として、文部科学省教育課程特例校に指定されています。
※一条校とは、学校教育法第一条によって定められている教育施設の通称で、幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学及び高等専門学校を指します。
低学年ではまず、子ども達が英語に慣れ、楽しむことを大切にしています。単語とイラストを組み合わせた説明や、ゲームやビデオなどの活用で徐々に語彙力を増やし、綴りや発音、文法などのスキルを身に付けていきます。
高学年では、様々なトピックに対して自分の頭で考え、英語でプレゼンテーションする授業を行います。また、英語の本を読む時間を設け、読解力も深めます。自分の考えや想いを英語で表現する力や、グループ学習を通してチームワークや友情を育むことも大切にしています。
国語では、漢字学習や読み書きを学びますが、自分の考えを論理的に整理し、人に分かりやすく伝える力を育むことも大きな目的の一つです。自分の考えや意見を相手に分かりやすく伝えるには、考える力と文章力の向上は必須となります。例えば、学級新聞作りの授業では、新聞の役割を理解した上で、自分の興味に偏ることなく、みんなが知りたいことをどうすれば読みやすく伝えられるのかを考え、見出しを工夫し、写真や図による解説などの研究を行います。図書の時間では、本に書かれている事柄の構成を理解し、想像を広げながら読む力を身に付けさせ、楽しんで読書する経験を深めます。 また、1年生から辞書引き学習を取り入れ、漢字の成り立ちや使い方、意味を自分で調べる力を養う機会となっています。
算数は、論理的に考える力や分析する力を高めます。また、毎日の生活の中で使われる大切な科目です。例えば、時間を伝える、料理をするための分量を考える、買物をする時のお金の計算など、身近なことに関連しています。
児童達が苦手意識を持つことなく、楽しんで知識を深められるよう、座学だけではなくゲームなども積極的に取り入れています。算数においては、様々な方法を使って問題を解こうと挑戦することや基礎を身に付けることは極めて重要です。基礎力を付けることで、より複雑な問題を理解できるようになります。
社会科では、教科書に従い基礎的なことを学んだ上で、校外学習や探求型の学習などを通してさらに社会への理解を深めます。例えば校外学習では、消防署、警察署、ゴミ処理場等様々な場所を訪れ、地域社会におけるそれぞれの役割を知り、世の中と自分との関わりについて考えます。また、日本以外の国々の文化(言葉、住まい、衣服、食など)や宗教などについて児童一人ひとりが調べて考えをまとめ、プレゼンテーションを行い、多様性の理解を身につけます。
さらに、国際的な視野を持てるように海外の情報を伝えるビデオ学習も取り入れ、目で見る学習にも重点を置いています。6年生の時に行われるイギリス語学研修旅行では、これまで学習してきたことを体感する機会となっています。※社会科は3年生からとなります。
理科の授業では、自然現象についての理解を深め、自然や環境へ関心と愛情を持つことを伝えたいと考えています。子ども達は常に好奇心に溢れています。その好奇心を刺激することで楽しみながら学びを深められると考え、授業にはたくさんの観察と実験を取り入れています。そのテーマは、実際の生活で体験できる身近なものばかりです。植物の発芽、水の蒸発、天体、光と影といった、様々な現象の背景について、観察や実験を通して理解がぐんと深まります。科学が日常生活に密接に関係している科目であることの「気づき」は、子どもたちに学ぶ楽しさを与え、思考力を高めます。
小学部の段階から一人一台ずつパソコンを使い、プログラミングに必要な考える力を身につけます。低学年ではパソコンの基礎的な用語をゲーム感覚で学ぶうち、徐々にプログラミングやソフトウェアの設計などができるように導きます。パソコンを活用しつつ、その便利さに頼らず、自分の頭で考える力を身に付けることも意識した指導となっています。
また、Wordの習得においては児童自身が体験したことを題材にし、自然と文章を作成する力を身に付けます。例えば、イギリス語学研修旅行での感想などをテーマに、自分たちの興味・関心を表現し、楽しみながら、大学や社会で必要となるWordやExcel、パワーポイントなどの使い方を小学生の間に習得することができます。
生活環境や自然環境について学び、より良い環境のために自分たちで取り組めることを調べ、話し合い、考える授業です。さらには実際に行動する体験学習によって学びを深めます。体験学習の一例としては、環境問題に意欲的に取り組むドイツの小学校との交流を通して身近に取り組める活動を考え、「ビーチクリーン」を実践。海にどのようなゴミや漂流物があるかを知り、さらにそれらが地球環境へ及ぼす影響を考察しました。このような体験を通して子ども達の環境に対する認識を高め、自発性や行動力も育む場となっています。
生活科の目的は、日常生活や学校生活の中で、自分の生活を支えてくれている人たちに感謝し、尊敬する心を持つことや、自分の行動に責任を持つ大切さを学び、身につけることです。
例えば、アサガオを育てるためには、毎日の水やりが欠かせません。自分が世話をしなければ枯れてしまうということを理解して、動植物の命に責任を持つことを学びます。それは自ずと、動植物の生育に携わる人への尊敬の念にも繋がります。また、食育の視点から、生活に欠かせない食材がどのように自分たちの元に届き、食卓に並ぶのかを知り、その過程に関わる人たちへの感謝の気持ちを育みます。このように身近なテーマからアプローチすることで、児童たちに日常生活を支えてくれている人たちへの意識を向け、感謝の想いを育む授業です。
※3年生からは「社会」の授業に変わります。
生活において必要な知識とスキルを身につけるため、様々な実習を通して学びます。
調理実習では、ただ料理をするのではなく、各グループで栄養バランスの良い献立を考え、食材の買い物では予算内で必要なものを買うように工夫します。中高学部の本格的な調理実習室で、段取り良く調理を進め、試食し、片付けまでを行います。料理に必要となる計画性や責任感を実践の中で学び、同時に、チームワークの大切さも学びます。
また、裁縫や洗濯など、身の回りのことを自分でできるようになる中で、普段それらを自分のためにしてくれている親御さんへの感謝の想いも芽生えます。文字通り「家庭」について、大きな気づきを与える授業となっています。
外国人教師の指導のもと、児童一人ひとりの自由な発想や感性が最大限に発揮されるよう、極力制約を設けず、自由な色使いや制作を楽しむことを大切にした授業を行っています。3Dアートの学習や、フェルトを使ったぬいぐるみのデザイン、3原色を使って自分の色を作り、その色で絵を描く「Primary colors」など、独創的なカリキュラムを展開。その制作過程を先生が温かく見守り、声がけをし、子ども達は自由に表現することの楽しさを学ぶ中、のびのびと個性を伸ばすことができます。
また、出来るだけ本物の芸術作品に触れられる機会を持つため、頻繁に美術館や博物館へ見学にも出かけています。
本校ではプロのミュージシャンが先生として指導にあたっています。幼い頃から歌うことや演奏することで音楽に直に触れます。学年が上がるにつれて集団で練習したり合奏したりすることで、さらに上達しようとする積極的な姿勢が育まれます。
観客の前で歌ったり演奏したりする発表の場を持つことは、音楽を奏でる楽しさを共有すると共に自信に繋がります。本校では、即興演奏ができる力もつけています。そうすることで、子ども達の自発性や創造性を導き出すことができます。授業では、ドラム、ギター、和太鼓など、一般の音楽の授業ではなかなか触れる機会が少ない楽器にも挑戦。様々な国で生まれたジャンルやスタイルの音楽に触れることで、多様な文化への理解を深めていけることも、本校らしい授業の特徴と言えます。
幅広く体育の楽しみを知ってもらうため、数多くの種目を行います。ダンス、クロスカントリー、アイススケート、陸上競技、ボールを使ったゲーム、鉄棒、マット運動、跳び箱などを、先生自身が「スポーツは楽しい」と身体全体で表現しながら、子ども達に指導しています。明るく快活な雰囲気の中でスポーツをする経験は、体を動かす楽しさだけでなく、チームワークや相手に対する思いやり、コミュニケーションの大切さ、最後まで諦めずに努力することの難しさとそれを克服する喜びを知る機会にもなります。
体育館やグラウンドの他、アスレチックゾーンなど、施設も多彩。心身ともにバランスのとれた子どもの成長を願い、伸び伸びと体を動かせる豊かな環境を提供しています。
4年生から全児童が参加します。サイエンス、チェス、バスケットボールの他、
外部のプロの講師を招いてガーデニング、空手、日本舞踊を実施。
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